「車両保険」というのは、その文字の通りで、車両、つまり、あなたの自動車保険で契約している自動車に損害があった際に、補償するというものです。車を運転すると言うことは、極端に言えば凶器となる機械を運転しているということ。40kmの速度でも、ガードレールにぶつかればかなりの衝撃を与えます。それがもし人間だったら…。考えるだけでもゾッとしますね。
この車両保険の場合、保険料が補償される金額に比べて割高に感じる方が多いとのことなので、こちらには入っていないという人も多いとのことです。
この車両保険は、示談交渉の場において、威力を発揮するという場合があります。
これがどういうことなのかというと、
例えば、自分は直進していたという場合において、一時停止違反の自動車と事故を起こしてしまったとします。この場合の過失割合が、「自分の過失30:70相手の過失」という事故であったとします。
幸い、事故をした双方にケガは無いので、物損事故という扱いとなりました。
このときの自分の自動車の損害額が「100万円」。
だとすると、過失相殺を行った結果、相手からの賠償金額がどのくらいかというと、70万円となります。残りの30万は、自動車を所有する自分自身が負担することになります。
ここで疑問が出てきました。
一時停止違反をした自動車がぶつかってきたというのに、何故か自分でも30万円もの金額を負担しなければならない状況となった・・・。となれば、自分の自動車が傷ついたのは自分のせいじゃないのに!という感情的なしこりも残ってしまうので、示談交渉がもめてしまいます。
こうったときに、車両保険が役に立ちます。これに加入していると、少なくとも、自動車の修理代としての金銭的な「30万円」の補償というのは、車両保険の中から受けられるということになっています。
・・もちろん、感情的なしこりが残ってしまうことはともかく、あなた自身は、金銭的にも負担をしなくても済むのです。
ただし、翌年以降の保険料が上がてしまうことになるのですが、継続して契約することで、等級が上がっていく「等級割引」が進んでいるのならば、上ってしまう保険料はわずかです。
さらに、等級プロテクト特約などが付いているのならば、保険料が上がるような心配もないでしょう。
では、ここで、ちょっとだけ車両保険に関する特約についても説明していきましょう。
「一般車両保険」
これは、
補償の範囲を限定せずに、自動車の損害を補償してくれるというものです。
これは、
補償の範囲が広くなってしまう分、保険料も高くなってしまいますが、自損事故や、当て逃げなどといった、自動車が傷ついたときの損害もカバーしてくれるものです。
「 エコノミー特約」
エコノミー特約というのは、他の自動車が相手の交通事故による損害のみを補償するものです。
上記の「一般車両保険」のように、
その自動車が、自損事故、当て逃げの他、盗難などに遭った場合としても、そのときの損害は補償されないというものです。
「限定A特約」
限定A特約というのは、盗難や走行中に跳ね上げられた小石が与えた自動車の損害なども補償されるというものです。
自動車を自損事故させてしまった場合・または当て逃げによる損害、そして他の自動車との事故による損害は補償されないものです。
「 エコノミー特約+限定A特約」
上記のエコノミー特約と限定A特約が合わさったもので、一般車両保険については保険料が割高となってしまいますが、、車両保険にはやはり入っておきたいなという方に向けた特約が準備されています。
エコノミー特約においては、他の自動車との交通事故による損害を補償するもので、限定A特約については、盗難などによる損害を補償するものです。
また、自損事故や当て逃げなどによる自動車の損害は補償されないのですが、この点で割り切れるという方人ならば、オススメの特約といえます。
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